僕が日々の営業活動をしている中で、電話やメール、登録面接において、一番多く質問されるのが、この項目になります。
つまり、実際には、かなり多くの人が、IT業界で働くことを希望はしているんだけれども、不安や不明確な要素により、その1歩が踏み出せないでいたり、現状に悩んでいる、ということです。
では、この根底にあるみんなの動機は、いったい何なんでしょう?
それは、「これからは、ITは、もっと生活に密着したものになる」ということです。
漠然した答えではありますが、<もともとパソコンが好きだった>、という、みんなの先輩達や経験者の声も、もちろん多いのですが、Windowsの登場から、インターネットが普及するだろう、と言われていた時代から含めると、「これからは、・・・」という動機で、IT業界を目指したい、という動機が一番多いのです。
ちなみに僕はどうなのか?と言いますと、僕は、正直、ITには、全く縁も、興味もありませんでした^^;
僕は、人材派遣の営業マンになろう!とは思いましたが、ITの担当をしよう!とは全く思っておりませんでした。。
というよりも、IT自体が、そもそも全くわからなかった人間でしたので。。
では何でITへ?というと、実は派遣会社に入社して、配属されたのがITの派遣部門だったのです・・・
本当に、当時、全くの未経験だった、僕は、かなり意表をつかれましたよ(笑)
さらに、僕は、もともとエンジニア出身や理系出身の人間ではなかったため、本当に、全くのゼロから、このIT業界をスタートしたことになります。
それから10年以上IT業界に携わり、わかったことがあります。
それが、ここでの答えになります。
で、皆さんの個々の問いに対してお答えする前に、この章では、ズバリ、どういう人間がIT業界に向いているのか?資質があるのか?ということを教えてしまおうと思います。
エンジニアに求められる資質とは?というと、皆さんが最初に思うことは、ITの知識やスキルだと思うと思います。
確かに、それは、必要不可欠な要素であります。
しかし、それ以上に、大切な要素は、次に掲げる
4つの資質なのです。
自分に足りないと感じている点に関しましては、努力することで、十分に補える要素です。
■コミュニケーション力
いきなり営業でもないのに、技術職と相反することだと、びっくりされるかもしれません。
しかし、実は、このことが4つの中で、一番大切である、と言っても過言ではありません。
システム開発は、一人でできるものではありません。顧客がいて、リーダーがいて、他のメンバーがいて。。
つまり顧客の要望を受けて、その上で、チーム、部署の中で、一緒になって、作り上げていくものである、ということなんです。
ただパソコンに向かって仕事をしていれば良い、というものではありません。
社外では、顧客との打ち合わせ、問い合わせ対応、クレーム対応、障害対応など、さまざまな、コミュニケーション力が求められますし、社内では、リーダーとの打ち合わせ、会議、メンバーとの連携、または、自分が上に上がれば、新人教育、プロジェクト進捗管理など、むしろ、作業することよりも、コミュニケーションを図っていくことの方が、大事になります。
別な箇所でも解説しますが、実は、僕ら派遣会社に来るお仕事の案件内容の詳細には必ずと言っていいほど、採用条件の3本指に入っておりますのが、このコミュニケーション力なのです!!
逆に言えば、どんな知識やスキルがあってもコミュニケーション力がない人では、採用してもらえない、ということになります。
■問題解決力
日常生活で、大なり小なり色々な問題が起きる。何か不都合が起きた時(問題の発生)、解決策として、何種類かの方法を思い浮かべることが出来るでしょう。
そのいくつかの解決案から、一番最良な方法を選択し、それを実行する能力のことになります。
こちらは経験力が、多いほど、その人の力になります。
いわゆる、よく未経験がNGというのは、この手のことを知っているか、対応できるか、ということも、ひとつの要素でもあります。
独学や研修などでは、養えない面になりますからね。
逆に、経験が浅い時には、問題が生じた時に、自分で対応すべきところと、勝手に対応せず、報告し、ここから先は、先輩や上司などが対応する、もしくは、対処方法を聞いて対応する、などの切り分け(エスカレーション)がとても重要になります。
そういう意味での、ここでも、コミュニケーション力というのが、非常に大事になってきます。
■情報収集力
情報を収集する力、情報を分析する力の根っこは、情報を得ようとする意欲に他ならないのです。
IT業界は、日進月歩。
エンジニアは、いつもアンテナを張り、情報収集に積極的に取り組み、得た情報を分析し、それを自分なりに、実務にうまく合致させ、活用していきます。
また、わからないことがあれば、常にメモを取り、調べる、という繰り返しの地道な作業が、とても大切になってきます。
基本的なことや作業手順などは教えてもらえたりしますが、それ以外の肉付けに関しましては、本当に自己の裁量にかかってきます。
これを日々続けている人と、怠っている人では、長い目でいくと雲泥の差がついてしまいます。
■忍耐力・持続力
一つのプロジェクトを完成させるには、単調な品質管理のプロセスを手抜きせず、粘り強く実行する忍耐力が必要となります。
エンジニアにとって、繰り返し作業を続けることは、逃れられない要素であり、この日々の地道な努力が、実は、進化する技術への探究心を生み出す、原動力となります。
単調な繰り返しの中から、もっとこうなれば良いのに、こうすればもっと効率がよくなるのに、今すぐには出来ないが、これを続けていけばこうなるぞ、というような、探究心がとても大切です。
日々、ただ何も考えずに作業をこなしている、積み重ねがない、ということが、一番その人に何も残してはくれない結果となります。
以上の4つ資質となります。
いかがですか?
キミには、この資質が備わっておりますか?
この資質があれば、IT業界でやっていける素養はあるわけです。
どうしても、ITというと、スキルや知識だけが、先行しがちなんですが、長い目でいくと、最終的に必要とされてくるのは、この4つになるわけです。
つまり、結局は、特別な専門知識を持っていることよりも、そこまでのプロセスが重要であることがわかります。
一つの業務をするにあたって、顧客やチームの仲間など多くの人と接し、その中から、どんな問題があるのかを引き出し、その問題にどのように対処するのか。
そういった能力は、文系・理系問わず求められることですが、特に文系出身者が得意とするところであります。
一般的に、理系は、あるモノを薄く、軽く、小さく、早くすることを得意としますが、文系は、A→A'ではなく、A→BまたはC、という斬新的な発想を得意とし、新しい製品やビジネスに転換できるのが強みであります。
柔軟な発想力が、iモードのような意外な新製品を生み出すことことになる。
いまやITは日常生活に密着したものになっており、「モノを作り出す」時代から、「サービスを考える」時代に移ってきているといえます。
ITの文明は理系が作り出したものですが、ITによる文化は、文系が担っていくようになってきております。
もちろん、どっちが良いとか悪いではありません。
双方がうまく連携して、やっていくことが大事です。
今後、IT業界は、ますます進展し、エンジニアの需要も増え、職業としても将来性があるうちのひとつになります。
そこに、キミ自身のキャリアアップを図っていく。
そういうことで言えば、IT業界という業界も悪くない、と思います。
改めて、キミが悩んでいる未知な領域に対しまして、その1歩が踏み出せないでいる事について、ここでは、エンジニアというのは、決して特別な資質を必要としているわけではない、ということを説明させてもらいました。
最終的には、コミュケーションがとれ、柔軟な思考が出来、前向きに自分の仕事について考えられる人ならば、みなに平等に道は開けております、ということです。
どうですか、少しは、興味、意欲、勇気が沸いてきましたか。
しかし、残念ながら、まだまだ、安易にIT業界の扉を開くことは出来ません。
次の章では、これがIT業界現実だ、ということを知ってもらわなければなりません。
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メリット、デメリット、気になる将来性は!?
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