■書類選考のポイント
では、書類選考では、いったい何を選考の基準にしているのでしょうか。このことを説明したいと思います。
・IT業界の経験があるかどうか
・今までに、どのくらいIT業界にいたのか
・一貫性のある経験を積んで来ているか(バラバラの経験でないか)
・開発系・運用系・Web系など、何系を経験してきたのか
・一つの企業でどのくらいの期間の経験があるか
・どの分野の業界で、IT業界を経験してきたか
・どのような職種、業務内容で、経験したか
・業務内容でのITスキルは何を使ったか
・ITスキルをどのように使ったか
・使用したITスキルのバージョンや種類はなんだったのか
・年齢に応じた経験・スキルがあるか
・段階を経て、キャリアUPして来ているのか
・大規模経験があるか
・何人体制のチームや現場だったのか
・サーバーやクライアント数、OS、アプリ、機器などは、なんだったのか
・リーダー経験やPM経験などあるか
・案件に対して経験した個所がどこか
・案件が求めているスキルレベルに達しているか
・案件と同様の経験があるか
・男か女か
・年齢は?
・最寄駅はどこか(勤務地に近い、通勤はどのくらいかかるか)
・実家か一人暮らしか
・独身か結婚してるか、子供はいるか
・IT資格は持っているか
・業務系の資格は持っているか
・英語が出来るか
・案件によっては、電気科等出身か、工業高校卒業か、大卒か
・いつまで働いていたのか
・ブランクはあるか、どのくらいか
・直勤のお仕事では何をしていたか
・派遣元の実績経験がある人なのか
・面接が即日可能か
・勤務開始はいつから可能か
・平行面談状況がどうか
・給与はどのくらいを希望しているのか
・今後は、どういう方向性で考えているのか、将来はどうなりたいのか
以上になります。。
どうですか?中には、面談で会ってから聞いてもらえれば、と思うような項目までも入っておりますが、IT業界の場合、これだけの項目のことを書類上で、選考され絞り込まれます。その中で、マッチングする人だけが、面談に呼ばれる、というわけなのです。そういう意味では、本当に、正直、シビアな世界です。逆に、これだけでは足りない時には、派遣先から、ITスキルチェックシートや経験・スキルのQ&Aシートの記載入力依頼があったりもします。これだけのことを選考されるわけですから、書類選考が80%を占める、というのも、わかってもらえると思います。これだけ絞り込んだ後で、面談になるわけですから、そりゃあ、あと残っているのは、この人はどんな人なのだろう、コミュニケーションスキル力があるだろうか、という、本当に、後は会ってみないとわからない、ということだけになります。本当に、面談の目的=人柄を確かめる、ということだけになる、というわけです。
■まとめ
職務経歴書は、自分の人生に残るもので、変えようがないものになります。それで、業界におけるその人の市場価値が決められてしまいます。とても恐ろしいことですが、それが現実の社会です。ですから、1名枠に数十名の募集が殺到すれば、競争の倍率が高くなればなるほど、書類選考の重要性が高まります。場合によっては、しっかり見てももらえないケースさえあります。
こちらとしてみれば、会ってくれさえすれば。。という思いは当然ありますが、やはり、そこは、技術専門職であるため、まずは、スキルなのです。ちなみに、上記に記載しておりませんように、スクールや職業訓練の記載が書いてあっても、ほとんどアピールにならない、ということを付け加えておきます。そういう意味で、不況の時には、真面目に1年近くも、面談にまですら至らない、という人もたくさんおります。我々派遣担当者でも、どうしようも出来ません。これがIT業界の恐ろしいところです。そうなった場合は、レベルの低いお仕事でも、妥協をするのか、給与条件を下げるかなど、しない限りは、厳しいですが、その人の価値基準が変わってこないのです。また、最悪は、IT業界を諦めることも選択肢としては重要なことにもなります。反面、良いスキル・経験の持ち主には、不況下でも面談依頼が殺到します。人気者も、当然いらっしゃるわけです。その点が極端に2極化してしまう、というのも、IT業界の特徴であります。長く現場で勤務していたり、世の中の情勢を感じられていない人は、現場が終了し、自分で就職活動をしてみて、はじめてこの厳しい現実に気づいたりします。その時には、もう、手遅れだったりする場合もあります。退職した時期の運が悪く、そこから不況に入っていってしまい、現在まで、仕事に就けない状況になってしまった、という例もあります。それがリーマンショックだったリ・・。仕事がある時は、どうしても、仕事に追われ、油断をしてしまうものですが、次があるとは、保障出来ません。ですから、常に、次のキャリアUPのことを考え、それに向けて日々勉強していかねばなりません。それで、終わっていってしまう人たちを、私は、数え切れないくらい見てきております。ですから、それだけ、自分の人生設計、目標、というものが、大事になります。とにかく、ズルズル、何も考えずに、目先の生活費を稼ぐためだけに、何でもかんでも、やってきました、は、20代でしか通用しません。派遣担当者に進められて来たものだけをやってきました、では、派遣会社にうまく使い捨てされてしまいます。一方で、市場価値を知らずに、余計なこだりやプライドにより、遠回りな経歴になってしまいましても、独りよがりの自己満足だけで終わってしまいます。しっかりと世の中の情勢と動向を把握し、求められている年齢に応じた市場価値に沿って、経歴を積むことが一番大切です。そしてキミが現在に至っているまでの経歴のストーリーを、自信を持って言えるようにすることが何よりも、キミの人生の成功への道に結びつきます。
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